2026/07/23
妻が夫のローンの「連帯保証人」「連帯債務者」になっている場合の対処法
夫が単独で住宅ローンを組む際、妻のパート収入などを合算して審査を通すために、妻が「連帯保証人」や「連帯債務者」として契約書にハンコを押しているケースがよくあります。
「名義は夫だから、離婚すれば私には関係ない」と思い込んでいる方が非常に多いのですが、これは大きな間違いです。今回は、連帯保証人・連帯債務者になっている場合の恐ろしいリスクと対処法をお伝えします。
・離婚しても「保証人」の立場からは逃げられない
第11回のペアローンと同様に、夫婦関係が解消されても金融機関との契約は継続します。
もし離婚後、夫が住宅ローンの支払いを滞納した場合、銀行は即座に連帯保証人である元妻に対して「夫の代わりに、残りのローンを全額一括で返済してください」と請求してきます。 「もう離婚したのだから関係ない」「そんな大金持っていない」という言い訳は一切通用しません。最悪の場合、元妻自身の給与や財産が差し押さえられてしまいます。
・連帯保証人・連帯債務を外れる3つの方法
この恐ろしいリスクから逃れるためには、以下のいずれかの方法をとるしかありません。
・別の連帯保証人を立てる(難易度:高) 妻の代わりに、夫の親族などで同等以上の収入がある人を新しい連帯保証人として銀行に認めてもらう方法です。しかし、数千万の借金の保証人になってくれる人を新たに見つけるのは現実的に非常に困難です。
・夫が単独のローンに「借り換え」をする(難易度:中〜高) 夫が他の銀行で自分一人の名義で新しいローンを組み、今のローンを完済する方法です。ただし、夫の現在の収入や信用情報が高くなければ審査には通りません。
・家を売却してローンを完済する(難易度:低〜中) 最も現実的で確実な方法です。家を売って得たお金でローンを完済してしまえば、借金そのものが消滅するため、自動的に連帯保証人の義務からも解放されます。
【ご自身の契約状況、正しく把握していますか?】 まずは、ご自宅の契約書(金銭消費貸借契約書)を確認し、ご自身が連帯保証人などになっていないかを今すぐチェックしてください。 「書類の見方がわからない」「保証人になっているが、どう動けばいいか不安」という方は、手遅れになる前に当社の無料相談をご活用ください。