離婚と持ち家ブログ㉕
2026/08/15
熟年離婚とマイホーム。老後資金と年金分割を考えた賢い選択
子育てが一段落した50代〜60代で離婚を決断する、いわゆる「熟年離婚」。 この世代の離婚における最大の特徴であり課題は、「離婚後の老後資金をどうやって確保するか」という点にあります。
熟年離婚において、マイホームをどう扱うかは、今後の人生の豊かさを左右する最も重要な決断となります。
・広いマイホームは、老後の一人暮らしには「負債」になる?
熟年離婚の場合、すでに住宅ローンの残債が少ない、あるいは完済しているケースも多く見られます。そのため「愛着のあるこの家に住み続けたい」と考える方も多いでしょう。
しかし、冷静に考えてみてください。 夫婦と子どもで暮らしていた4LDKなどの広い家は、一人暮らしには広すぎます。掃除や庭の手入れが負担になるだけでなく、バリアフリー化などのリフォーム費用、毎年の固定資産税など、維持費ばかりがかさんで老後資金を圧迫する原因になりかねません。
・熟年離婚では「家を売却し、現金で分ける」のが大原則
老後の生活を安定させるためには、家を売却して現金化し、夫婦で公平に分け合う(財産分与)ことを強く推奨します。 まとまった現金を手元に残し、コンパクトで管理のしやすいマンションや、生活に便利な賃貸物件に住み替える(ダウンサイジングする)のが、最も賢く安全な選択です。
・「年金分割」と「家の売却」のセットで計画を
熟年離婚では、婚姻期間中の厚生年金記録を分け合う「年金分割」の手続きも必須です。 「年金分割で将来もらえる毎月の収入」と、「家を売却して手に入るまとまった老後資金」の両方を正確に把握してはじめて、離婚後の生活設計が成り立ちます。
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