信託の解説⑪
2026/03/15
信託は相続対策になるのか?
家族信託は「相続対策」として紹介されることが多いですが、正確には少し違います。信託の主な目的は、認知症などによる資産凍結を防ぎ、財産管理をスムーズにすることです。そのため、信託をしたからといって相続税が直接安くなるわけではありません。
しかし、結果として相続対策につながるケースは多くあります。例えば、信託契約の中で財産の承継先を指定しておくことで、将来の相続トラブルを防ぐことができます。また、不動産の管理体制を整えておくことで、資産価値の維持にもつながります。
相続対策は「節税」だけではありません。家族間の争いを防ぎ、スムーズに資産を引き継ぐことも重要な目的です。信託はそのための有効な手段の一つといえるでしょう。


