信託の解説①
2026/02/11
信託とは何か?
相続・遺言との違い
最近ご相談が増えている「家族信託」。言葉は聞いたことがあっても、内容まではよく分からないという方がほとんどです。信託とは、財産を持つ人(親など)が、その管理や運用を信頼できる家族に託す仕組みのこと。特に不動産をお持ちの方にとって重要な制度です。
相続や遺言は「亡くなった後」に効力が出る仕組みですが、信託は「生きている間」から効力を持つ点が大きな違いです。例えば、親が高齢になり判断能力が低下した場合、通常は不動産の売却や賃貸契約ができなくなります。しかし信託を設定していれば、あらかじめ決めた家族が管理・売却・建替えなどを進めることが可能になります。
つまり信託は、相続対策というより「認知症対策」と「資産凍結の予防策」と考えると分かりやすい制度です。不動産を守り、家族の負担を減らすための“今の時代の備え”として注目されています。


